運転するときいつも不安・・心配事が絶えません
ペーパーを卒業して運転したい。けど怖くてなかなか決心できない。
HSPさんが車の運転が苦手という話はよく聞きます。
しかしHSPさんの中で仕事や生活環境に合わせて車を使っている方も多くいらっしゃると思います。
そして運転に対して苦手意識はないというお話も聞いたことがあります。
人によって感じ方は違うようです。
HSPであるわたしは車の運転が苦手です。理由は「怖いから」です。
運転に憧れはあったので、「怖いのは思い込みだ。」「練習すれば慣れる。」と思って、教習所で再教習を受けるかどうか悩んでいた時期がありました。
自分がHSPだと知ってからは、運転が苦手だと感じる原因が分かり、車のある生活は考えないようになりました。
では車の運転が苦手なHSPさんは、どんなことに苦手意識をもっているのでしょうか?
それはHSPさんの特徴をみていくとわかってきます。
目次
HSPさんが車の運転が苦手な理由
原因① 他の車やドライバーさんが気になる
HSPさんは刺激に敏感です。
目から入る情報にも敏感なので、後ろや隣を走る車が気になってしまいます。
HSPさんは物事を深く考える特性もあります。
後ろから車間距離をつめられたり、視線を感じたりしたら何か自分が悪いことをしたのではないかと色々考えてしまいます。
ドライバーさんの中には運転が荒い方もいます。
そのような運転を見ると、人の機嫌を読み取りやすいHSPさんは「運転手さん、機嫌が悪いのかな・・。」と考えてしまい萎縮してしまうでしょう。
人に怒られることが怖い原因と対策をつづった記事でも述べたように、HSPさんは人に怒られることが苦手です。なので運転中でも他のドライバーさんの機嫌をうかがってしまうのです。
また、車線変更が苦手なHSPさんが多いです。
周りの車のが気になって、変更するタイミングが分からなくなったり、「今、割り込んだら迷惑かな?」などと相手の気持ちを考えてしまったりして混乱してしまうからです。
このように他の車やドライバーさんの運転の仕方が、HSPには強い情報として目に入ってきます。
そのため情報過多で運転に集中することができず、苦手意識の原因に繋がっていくと考えられます。
原因② とっさの判断が苦手
運転していると、とっさの判断が必要な時がよくあると思います。
例えば、
- 小道に入ろうとしたときに、進行禁止の標識があったので進路を変更しなければいけない。
- 高速道路を走行中、降りる出口がはっきり分からない場合に即決しなればならない。
などです。
進路を変えるときには、周りに車や人がいないかを確認しながら運転し、次の進路を決めなくてはいけません。
高速道路の降りる出口はナビで教えてくれますが、場合によっては指示が分かりにくいときがあります。
車を止めてゆっくり考えることは出来ませんので、その場で判断しなければなりません。
HSPは物事をじっくり考えることは得意ですが、そのようなとっさな判断は苦手です。
一人ならまだしも、周りには人や車がいます。
判断を迫られる状況に、頭が混乱してしまうでしょう。
原因③ 「もしも」のことを考えると怖い
車を運転していて1番怖いのが事故ですよね。
HSPさんは真面目で、責任感が強い方が多いです。
そのため、「もしも事故にあったらどうしよう。」「もしも事故を起こして人を怪我させてしまったらどうしよう。」などと先のことを深く考え、心配してしまうのです。
またHSPさんは想像力が豊かなので、事故を起こしたことをリアルに想像して、怖くなってしまいます。
もしも、人をひいてしまったらどうしよう。
もしも事故を起こしてしまったら、私の人生はどうなるんだろう。
そんなことを考えると、怖くて運転ができなくなってしまいます。
車の運転は楽しいこともあるよね!
もちろん、車の運転にはHSPさんにとってメリットもたくさんあります。
車は一人になれる素敵な空間です。
一人の時間で体力を回復していくHSPさんにとって、環境がピッタリです。
好きな音楽をかけて自分の時間を楽しむこともできますし、窓を閉めて歌を歌えばストレス発散になります。
HSPさんは感受性豊かなので、自然の多い場所や行ったことのない所へ行くと心がワクワクします。
運転ができると見える世界も広がりますよね。
出かけた先で感じる心を揺さぶる景色、音、匂いに癒されることができます。
窓から入ってくる心地よい風が好きなHSPさんは多いのではないでしょうか?
車のない生活を考えていく
HSPさんの特徴から、車の向き不向きについてみてきました。
最初にもお話しましたが、HSPさんでも車の運転に苦手意識を感じない人もいます。
苦手で車の運転をしない方は車のない生活を前向きに捉えていってほしいと思います。
地方にいて車が必ず必要な環境ならばまた話が変わってくるかもしれませんが、徒歩や自転車の移動にも良いことはたくさんあります。
例えば、自然を直接感じることができます。
風や太陽の光を感じたり、鳥のさえずりを聴きながらゆっくり移動することは気持ちが良いでしょう。
そして、よい運動になります。
運動は健康維持や簡単なダイエットにも繋がりますので、運動しているという実感を得ながら歩いたり自転車をこぐと心が晴れやかになると思います。
また、車と違って小回りがききます。
気になる道、気になるお店、そんなワクワクを身近な所から探してみるのもいいかもしれません。
まとめ
今日はHSPと車の運転についてのお話しました。
まとめです。
●HSPさんが車の運転が苦手な理由
- 【他の車やドライバーさんが気になる】HSPさんは刺激に敏感で、目から入る情報にも敏感なので、後ろや隣を走る車が気になってしまいます。
- 【とっさの判断が苦手】HSPは物事をじっくり考えることは得意ですが、とっさに判断することは苦手です。判断を迫られる状況に、頭が混乱してしまうでしょう。
- 【もしものことを考えると怖い】HSPさんは真面目で、責任感が強い方が多いです。そのため、「もしも事故にあったらどうしよう。」「もしも事故を起こして人を怪我させてしまったらどうしよう。」などと先のことを深く考え、心配してしまうのです。
●車の運転は楽しいこともある
- 密室で一人時間を楽しめる。(好きな音楽を聴く。歌をうたう。)
- 自然のある場所、行ったことのない場所に行くとワクワクする。
- 風を感じ、リフレッシュできる。
●運転が苦手な時は、車のない生活を考えていく
- 徒歩や自転車の移動は自然を感じて気持ちが良い。
- 徒歩や自転車は運動になり健康的。
- 知らないお店や小道に出会う機会が増える。
最後に少し自己紹介させてください
わたしは現在保育士として働いています。幼い時から人間関係に悩み、社会人で社交不安障害・視線恐怖症を発症。
→克服までの12年間の道のりをつづった記事はこちらです。
その当時は眠れないことや強迫観念・強迫行動にも悩まされていました。
現在は繊細で疲れやすい気質=HSPであることを認識して、無理のない生活を送るように心がけて過ごしています。「HSPは個性です。ありのままの自分を受け入れて自分らしく生きていこう」の記事の中で、HSPである自分を受け入れることの大切さを述べています。
心が繊細で他人の機嫌を伺いやすいHSPの気質は、非HSPに比べると不安障害になりやすいのではないか?と思うようになりました。実際に不安障害を経験して見えてきたことを「不安障害とHSPの境界線を体験者の目線から解説」の記事にまとめています。
このブログでは「なぜか自分を好きになれない」という方に向けて、自分を好きになるための考え方や行動の起こし方に関する内容の記事を心を込めて掲載しています。
興味のある方は当ブログあんこもちブログへお気軽にお立ち寄りくださいませ。
今日はこの辺で終わります。お読みいただき、ありがとうございました。