森田療法

【体験談】森田療法カウンセリング。どんな雰囲気?実際の様子や料金。疑問に沿って詳しく説明

【体験談】森田療法カウンセリング。どんな雰囲気?実際の様子や料金。疑問に沿って詳しく説明
お悩みさん

森田療法の考えを取り入れたカウンセリングってどんなことするの?

今回の記事はこんな方にオススメ

  • 森田療法式カウンセリングを受けたことのある体験者の話が聞きたい
  • 森田療法式のカウンセリングについて詳しく知りたい
  • 森田療法式カウンセリングに興味がある

わたしは社交不安障害・視線恐怖症を約12年間わずらっていました。

症状が強く出ていた時期は本当に苦しくて、その苦しみから抜け出したく色々な治療法や克服方法を調べていました。

森田療法に出会う前、わたしはホテルのホールスタッフをしていました。

人間関係に悩み、視線恐怖症の症状が悪化してしまいました。

全ての視線がわたしを馬鹿にしたような、変な目で見られているような気がして、恐怖で仕事がままならなくなりました。

そしてわたしはある日突然、退職しました。

少しのあいだ休息時間をとって、しばらくして保育園で働き始めました。

そこでも視線恐怖症の症状がではじめ、辛い毎日でした。

そんな時に出会ったのが「森田療法」です。

興味をもち調べていくと、森田療法を用いたカウンセリングがあると知りました。当時のわたしは

わたし

森田療法って何か怪しい・・

わたし

森田療法を信じていいのだろうか・・

と、半信半疑の状態でした。

しかし精神状態がいっぱいいっぱいだったので、とにかくやってみようという気持ちでカウンセリングを予約しました。

カウンセリングの実際の様子

①実際の雰囲気

カンセリングルームはマンションの1室にありました。

清潔感のあるお部屋で、リラックスできました。

手に届く範囲にティッシュやゴミ箱、クッションやひざ掛けが置いてあり、安心材料が整っていました。

②料金

1時間 1万円

カウンセリングってだいだいこれくらいしますよね。

もう少し安くなるか、保険適応にならないかな〜といつも思っていました。

③カウンセリング回数・頻度

【通った回数】

通った回数は15回ほどだったと思います。

途中でコロナの影響で対面でのカウンセリングが出来なくなり、そのタイミングで通わなくなりました。

その期間にHSPという概念に出会いました。

わたしの場合は森田療法とHSPの考え方が社交不安障害・視線恐怖症の克服へと導いてくれました。

【通った頻度】

頻度はもちろん自分の意思で決められました。

カウンセリングルームが住んでいるところから離れていたため、ペースは月に1回でした。

しかし症状で強く出て1ヶ月も耐えられないって時は、カンセラーさんに連絡をして回数を増やしてもらいました。

③カウンセリングの様子

カウンセラーさんは女性の方でとても朗らかな雰囲気の方でした。

威圧感がなく、いつも冷静にアドバイスをしてくださいました。

自分の症状や悩んでいることをきちんと耳を傾けて聴いてくれて、少しずつ信頼をしていくようになりました。

森田療法のカウンセリングはただ話を聴いて、言葉で癒すようなものではありません。

必ず実生活での実践が必要で、それには辛さも伴うこともあります。

森田療法は今まで悩んできた「不安」や「怖さ」もそのまま受け止めることを大切にする考え方なので、その本質が分からないと苦しいままなのです。

わたしも苦しさからなかなか抜け出せず、カウンセラーさんに八つ当たりをしてしまうこともありました。

そんな感情が生まれたのも、信頼してきたからこそだと思います。

わたし

わたし本当に森田療法で治るんですか!??

そんな時もいつもカウンセラーさんは

カウンセラーさん

大丈夫です。必ず良くなっていきます。

と、冷静に応えてくれました。

その方の発言はカウンセリングに通い続けさせるための営利目的のようないやらしさは一切感じませんでした。

森田療法が不安障害(わたしの抱えていた視線恐怖症もその一部)に効果があるという信念があったからこそ、いつも冷静でそしてどんな時も寄り添ってくれていたのだと思います。

言ってみればわたしはカウンセラーさんにとって赤の他人です。

そんなわたしに八つ当たりされて、また疑われて、きっと怖い気持ちもあったと思います。

それでもいつも真剣に目を合わせて話をしてくれたカウンセラーさんの姿は、わたしに行動する力を与えてくれました。

わたしが主にカウンセラーさんに相談していた内容は

  • 保育園の園児が怖いと思ってしまうこと
  • 職場の掃除担当があいまいで怒りのような感覚を覚えて顔がひきつってしまうこと(側からみれば小さな悩みだと思いますが、わたしにとったらとても辛い症状のひとつでした。)
  • 同僚の雑談タイムが苦手
  • 原因不明の顔のひきつり(イライラに似た感情)
  • 当時の彼氏を怖いと感じてしまうこと
  • 人に怒られることが怖い
  • 人間関係がうまくいかない
  • 上司が怖い

でした。

これらの悩みはのちに自分がHSPであることがわかったことで一気に解決につながりました。下にHSPに関する記事・それぞれの悩みに関する記事を貼っておきます。

●不安障害の克服にわたしにとって大きなきっかけとなったHSP。そもそもHSPとは?詳細記事はこちら

●園児が怖いと思ってしまったこととHSPの関係とは。詳細記事はこちら

●原因不明の顔のひきつりとHSPの関係とは。詳細記事はこちら

●人に怒られることが怖いということとHSPの関係とは。詳細はこちら

●人間関係がうまくいかないこととHSPの関係とは。詳細記事はこちら

●上司が怖いこととHSPの関係性とは。詳細はこちら

④カウンセリングの効果

こちらの内容は個人的な感想になるので参考としてみていただけたらと思います。

先ほどもお伝えした通り、わたしが社交不安障害・視線恐怖症を克服したのは自分がHSPであると知ったことも大きいです。

なのでカウンセリングだけで克服はしておりません。

ですがカウンセリングを通して、「視線恐怖症は治せるんじゃないか」という希望のようなものが自分の中で芽生え始めました。

それは今までずっと邪魔者扱いしていた「不安」や「恐怖」を自分のものとして受け入れるようになっていったからです。

少しずつ視線恐怖症になるメカニズムもわかってきて、視線に対する恐怖は「病的」なものではなくただの「感情」であると受け入れられるようになったのです。

カウンセリングに時間とお金はかかりましたが、自分の変化をみてみると、わたしはカウンセリングを受けて良かったなと思っています。

カウンセラーさんへの感謝の気持ちはずっと忘れることはないでしょう。

まとめ

今回は森田療法のカウンセリングの内容や感じたことについてお話しました。

それぞれの場所によってカウンセリング代や雰囲気は違ってくると思います。

なのでわたしのカウンセリング情報はひとつの一例として参考にしていただけたら嬉しいです。

この時期は強迫観念・強迫行動や眠れない不安についても悩んでいました。しかし森田療法の考え方を取り入れたことでその悩みからは解消されました。その体験談をつづった詳細記事をご紹介します。

●鍵のかけ忘れ・電気の消し忘れの不安との向き合い方をまとめた記事はこちらです。

●眠れない不安との向き合い方をまとめた記事はこちらです。

その他にも不安障害での体験談やそこから見えてきたものなどをつづった記事もあります。

●社交不安障害・視線恐怖症を克服までの道のり。詳細はこちら

●不安障害になったきっかけは?克服して見えてきたその境界線を明かします。詳細はこちら

今日はこの辺で終わります。お読みいただき、ありがとうございました。